FX取引の「コールオプション」とは?

FX取引をされている方ならご存知でしょうが、オプション取引という取引形態があります。この中のコールオプションとはどのようなことを指すのでしょうか?FX取引のおけるコールオプションについてどのようなものか具体的に見ておきましょう。

FX取引におけるオプションとは売買する権利のことを言います。「あるもの(原資産)」を「ある日時(権利行使期日)」に「ある値段(権利行使価格)」で「買う」または「売る」という条件付きで権利を売買することになります。
オプションのうちコールオプションとは原資産を買う権利になります。原資産の価格が上昇すると想定される時に購入します。そして、この権利は権利行使期日に原資産価格が権利行使価格を上回っている場合にのみ権利が行使されます。
例えば、現在のレートが1ドル110円で、112円に上がると想定し10000通貨をプレミアム(権利の値段)5000円という条件なら、
権利行使期日のレートが115円に上回った場合、コールオプションを買っていたら、(115-112)×10000-5000=25000円の利益となります。一方売っていたら、(112-115)×10000+5000=25000円の損失になります。
権利行使期日にレートが109円に下回った場合、コールオプションを買っていたら、条件がクリアできないのでオプション放棄となりプレミアム分の5000円の損失になります。コールオプションを売っていたら、コールオプションを買っていた人の権利が放棄されるのでプレミアム分の5000円の利益となります。

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